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「風に立つライオン」以来 久々に映画を見に行った。
神戸シネリーブルで上映している「先生と迷いネコ」 ある患者さんが どうしても見て来いと 電話番号のメモまで渡すので 行くしかない・・・ というより私がすっ飛んでいくことを患者さんは重々読んでいる。 読みどおり 翌日にはもう 私はスクリーンの前に座っていた。 物語は 奥さんを亡くした元校長先生とノラ猫のお話 可愛がってくれた奥さんが亡くなっても ネコはいつの間にか上がり込んで 仏壇の前に座っている。 いやでも奥さんのいないことを思い知らされるその姿に 耐えきれず 校長先生はある日 怒声と共に家から閉め出す。 そしてネコは町から姿を消した。 しかしその後 校長先生は その猫に関わっていた町の人たちと一緒に 必死に捜索を始めた。 なにも特別な事件ではない日常を切り取ったお話。 偏屈な元校長先生 美容師のおばさん クリーニング屋さん 女子学生 そして 脇役ながらいい味出してるイヌ 小さな田舎町の 平凡すぎる風景の中に 人懐こい1匹のネコが マイペースに動き回るテリトリーの中で ひとが、ネコが、イヌが みんなが 生きている。 不可解な小学生の そこだけきっぱりと言い切った一言 ”僕は ネコじゃないやい!” 施設でシスターたちに育てられているその子も いつか 子猫のように捨てられたのだろうか 主人公のネコは NHKの「あまちゃん」にも登場した大女優 あそこまで可愛くはなれないが、 私も 心開いて人懐こく淡々と生きたら いなくなったとき ”アミやあ~い” と探してもらえるだろうか? 一晩だけでいいんだけど・・ それはいいとして! 映画の途中から 一刻も早くうちの院長ネコに会いたくなった私は 大急ぎの小走りで帰宅した。 何もいらない! なにも期待しない! ただ元気でそばにいてくれれば良い! ”ただいまっ!” ドアを開けると ベッドの上で 三日月型に伸びた院長が片目を開けて (メシ・・・?) と 大あくびした。 それでいい!・・・いいんだ、それで! 君はそれで いいとも! わけもなく ネコの手を握りしめ ぶんぶん振り回した。 ![]() #
by kami-therapy
| 2015-10-27 18:31
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ここ北野界隈の秋はキンモクセイの香りで始まる
日本中そうだぞ! と言われるかもしれないが、 サンマやマツタケの香りで始まる地もあるかもしれない ちなみに 子供時分 私の秋は 運動会の線引きをする石灰の臭いで毎年始まったものだ そのキンモクセイの まだほのかな香りにつられ (幸い ここらは焼き芋の香りに連れ出されることは少ない) 私は近所の公園にでかけ ベンチに座った 小さな公園には数人の小さな子供とお母さんたちがいた 仲良く遊ぶ子供たちの澄んだ明るい声は 天使のように 涼しめの風も微笑ませる 甘い木の香りと 柔らかな日差しと お母さんと子供の笑い声と ・・・ ちいさな天国の秋かも・・・ そのうち一人のお母さんがお菓子を出しはじめ 娘だろう女の子を呼んで 両手のひらに山盛りにした ”はい、みんなにも ど~ぞ~ってあげて” 優しい声で言う お菓子が欲しかったわけではないが 私もその和やかな風景に口元ほころばせ眺めていた (ちょっとだけ 私にもど~ぞ~と来るかな・・と期待がなくもない ゆるんだ口元であったが) と、両手いっぱいのお菓子を持った天使が叫んだ ”や~~!” (ん・・・?) 期待と違う流れに その場にいた他のお母さんや子供たちも (ん・・???) 目をひきつらせた女の子は 手から落ちそうなお菓子を 全部自分のポッケに押し込もうとする お母さんもあわてて ”〇〇ちゃん、お菓子いっぱいあるから みんなで食べよ” ”やあ~~~!!” お母さん 気まずそうに別のチョコをだして ”ごめんね~” といいながら他の子に配ろうとすると ”ダメ~~! これも、〇〇のん!!” 金切り声で 今まで仲良く遊んでた子の手から ムギュッと奪い返す 奪われた男の子が その勢いにおびえて泣き出す ”ビャ~~~~” ”〇〇ちゃんっ!! もうお菓子いっぱい持ってるでしょっ!” お母さんの声も鋭くなる ”だっで!これも、これもでーんぶ〇〇のだもん!! わーーん<<<<<” 他の子たちも一斉に ”ギャャワ<<<<~~~ン” 先ほどまでの平和な天国と キンモクセイが ぶっ飛んだ 私は あわてて文庫本を出して 見てませんでした を装う お母さんも 自分の娘の思わぬ一面にとまどっている (私に似てこんな可愛い顔した子が・・なんでこんなにケチでセコイの? パパに似ちゃった?!・・・困ったわ~) 文庫の文字もかすむほど顔に近づけ読む振りしながら 私はいつか聞いたことを思い出していた。 子供のなかに おもちゃでもお菓子でも全部自分の!と主張して離さない子がいる またそんな時期がある 大人からみれば ”はい、ど~ぞ~” とできる子を どうしても 寛容ないい子だと思うが この”私のもの” という所有欲は どこかでちゃんと満たされる必要があるのだという 満たされて 安心して 初めて本当の ”はい、ど~ぞ~”ができる 親に強制されて 愛されたいがためにやるものではないのだという ふと思い出す 小さいころの写真の中に お人形を抱っこひもでおんぶした姉が大口開けて爆泣きしていて その横で 本か何かを奪ったのだろう私が きょとんと座っているのがある 所有欲を満たし、破壊されの姉妹修羅場写真である 所有欲を無限に満たすための物を与え続けることはできない けれど 今 手に入らないものがあっても それをいつか手に入れる力と そして手に入らなかったものより もっと大切なものを見つける可能性は 無限に所有していて それは どんなに”ど~ぞ~”をしても減ることはなく 増え続けていくことを 上手に子供たちに伝えられる大人になれたらな~ でも むづかしいよな~ 親って・・・ と 親でもないのに物思いながら 公園を後にした ![]() #
by kami-therapy
| 2015-10-10 19:00
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この新しい部屋に引っ越し 仕事を始めてほぼ1か月になろうとしている
少しづつ快適さが増えていく 便利 という 快適さではなく 自分にとって心地よいもので空間が埋まっていく という快適さかもしれない これもたくさんの物を 手放したからできるんだなと思う 引っ越しというのは なんてエネルギーのいることなんだろう 右から左へ 物と自分を移動させるだけの作業じゃない その過程で 今の自分にとって 心地よくないもの 必要と思いこんでたもの 本当に大切にしたいもの その選別を大きく迫られるタイミングなんだと思う 物だけじゃない 仕事のやり方の選別もだ 例えば こうあらねばと肩に力の入った在り方や、 自分の提供できるものとサービスとの線引きや、 自分にとって心地いい料金 などから 大袈裟に聞こえてしまうかもしれないが 自分の命の使い方までを考えることが多くなったのだ (そう考えてると 何気に見ているTVのなかでも 同じことをつぶやいてる人を 見かけるようになった) 私に 心地いい仕事ができる時間は あとどれくらいあるだろう? お金を得る手段の仕事でなく 自分の力を惜しみなく使ってはたらくことができる時間だ たくさんの人の恩恵で 私は長い時間かけてここまできたが 誰かのために働ける時間は短い だからこの時間は無駄にするまい 命の使い方には 自分を納得させるだけのしっかりした責任をもちたい なにか大きなことを成し遂げるのが 使命ではない 自分の命を、何に、何を大切に、どう使い切るか 自分の心地いいことに 命を使うことなのだと思う 私もこの新しい空間で どう自分の命を使っていくか みてやろうと思う ・・・・と いまだ片付かぬホコリの中で考えていたら 院長ネコがクシャミした 院長は この引っ越し騒ぎで アレルギーを発症したらしく 目の周りの毛が薄くなって もう少しで メガネザルになるところだった いったい!誰に似てこんなにデリケートなんだっ!? (あ、そうか 私に似たんだな・・・) 彼も、 ”引っ越しに付き合わされるという運命を 不本意ながらも受け入れるという 命の使い方をしようと思うんだ” と 先日休憩時間に お茶しながら話しつつ、 ものすごい勢いでバルコニーのスズメ見に 窓へつっ走っていった (ほんとに不本意なんやろか・・・ スズメをカーテンの陰から覗き見ることに 命を使うことに決めたんじゃないだろうなあ・・・) ![]() でっかいスズメ・・さんたち、・・・わたし 院長のネコです・・・見えません? #
by kami-therapy
| 2015-07-01 13:05
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ここは 気に入っている
来る人も 皆 いいところだと言ってくれる それなのに 私は引っ越しを決めてしまった いいのかな・・・とも思うが 駅からの坂道を 夏の暑い中、大雨の中 上がってくる方たちに いつもすまなさを感じたし 少し 変化したい気分でもあった 少し で良かったのに 大きな変化に発展してしまった それにしても なぜ 私はいつも引っ越してるのだろう・・・? 24回目まで数えたのを覚えているが それからは回数を考えるのも止めてしまった ”動くさだめじゃ!” ”宿命じゃ~!” と冗談に言ってたら ある占い師さんに ”そうです!! もっと動きます!” と言いきられて 腰が抜けそうになったことがある 住居ごと移動するというのは なんとエネルギーのいることか この莫大なエネルギーを もっと社会に貢献することに使えないものか・・・ このまま天国に行って 神様に ”どうだったあ? 娑婆は?” と聞かれたら ”どうも 荷物は少ないほうがいいようで・・・” としか答えられないではないか しかし 決めたからにはやらねばならぬ! 今は 無心に物を捨てている 強制断捨離だ 無条件に 古いものから捨てる と決めたら加速した すると 軽くなっていく 不思議と軽くなっていく 捨てたものたちが 要らないものたちだったわけじゃない ただ それらがなくても 私はもう大丈夫なのだ だから手放そう 一度は役立ってくれたものたちだ 感謝して ![]() #
by kami-therapy
| 2015-05-01 10:29
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何年も通ってくださっている患者さん
ふと気が付くと 顔にあった大きなシミたちが薄くなってる 肌全体がもともとの色白になって シミが薄くなり その分ソバカスがチャーミングにみえる 患者さんは大体同じ時間帯予約でみえることが多いので 同じ光の条件で見ることが多いため その変化が分かりやすい そう伝えると 本人も最近気づいていたらしい そこで私も 声をおとし ” 実は私もですね・・・ ここの鎖骨のところの日焼けシミが 年々濃くなっていやだな~と思ってたんですけど 最近見たら ほとんど見えなくなってるんですよ” と少し自慢した すると患者さん、負けじと声をおとし ” 私、それだけじゃないんです・・ 首に出来てたツブツブが消えたんです” ” あ、すごい それ うれしいですよね これってやっぱり水素ですかね” ” それしかないですね~” その方は月2回の調整に 去年から月1回の水素吸入を続けて1年になる その間じわじわと 身体が変化してきたのを私は漠然と感じていた ふくよか体型で物心ついて以来 やせた記憶がないという 痩せるツボはないですかね? とよく聞かれたが 会社での検診内容が年々良くなっているし、 健康であればいいではないかと それほど深刻に聞いていなかったのが正直なところだ しかしその方の首や肩のあたりが ここのところなんだかスッキリしてきた 顔も 目がぱっちりして可愛いい (水素効果で痩せられてきただけじゃなく 気血の流れが良くなって 体が柔らかくなってるなあ) と感じて そう伝えたこともあったが、 体重計には怖くて乗らないし 痩せてはないと思いますよ とそっけなく答えられていたのだ すると患者さん、これ以上低くなれない程の低い声で ” 実は・ヒソ・・大きな声では言えませんがヒソ・・体重が大台をきったんです・ヒソヒソ・・” ” ふんふん・・” 私も顔を近づけて耳を澄ます ” 今までなったことのない・・ヒソ・・60キロ台になったんです・・ヒソヒソ 6、7キロくらい減りましたかね・・・ヒソヒソ・・” ” ふんふん6キロですか・・・ヒソ・・・ え、ええーーーっつ!! 6キロですかあ!! あ、すいません、大きな声で!・・・でも・・凄い!・・・ヒソ・・・” 仕事を止められて運動量も減っているなずなのに これはびっくりだった ご本人も 久しぶりに計って驚いたという 私自身も するすると3キロ減ってから どんなに不規則な食事をしても増えてこない ”私たち リクライニングチェアに寝そべって 水素吸ってただけですよね~ヒソヒソ 楽しちゃいましたよね ふふふ ” ” ですね・・・うふふ・・・” ![]() 誰も聞いていない部屋で それでも何だか聞かせたくない秘密を話すみたいに 終始小声でひそひそ交わした ある日の会話だった #
by kami-therapy
| 2015-04-13 15:47
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