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K アミ セラピ 整体と気功を組み合わせた施術
by kami-therapy
K アミ セラピ
神戸北野の小さな治療院
「K アミ セラピ」
東洋医学に基づいた整体と気功を組み合わせた施術で
こころと身体の治療を行っています。

■ホームページ
http://www.k-ami.net/
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水素との出会い
K アミで 水素吸入を取り入れてひと月になる

16年間手技だけでやってきたのに なぜいま機械を入れることを考えたのか

それには 患者のSさんのことがあったからだと思う

Sさんは6~7年前 体がこわばり動けなくなるというので来られて以来 

よくなってからも定期的に通ってくださっていた70代女性だった

ある時 ”悪いものが見つかったので入院します” 

と言われたきり音沙汰なく心配していたが 1年近くたっ昨年春 突然電話をくださった

病院ではもうやるべきことが見つからず帰されたという

”もし 先生が負担でなければ みてほしい” という

”病気は仕方ないんです ただ 心穏やかで過ごしたいです”

私はできる限りのことをしようと お受けした


久しぶりに会うSさんは 痩せて髪も抜けていたが 

可愛い帽子をかぶり 相変わらずおしゃれでキュートだった

施術後 ”あ~気持ちがいい! 元気な頃に戻ったみたいや~”と言ってくださった

同時にそのころSさんが 望みをかけておられていたのが 水素水とビタミン点滴だった

私も 水素がいいというのは聞いていたが 

サプリや水を飲んでも いまひとつ分からないでいた

クリニックで週2回 ビタミン点滴と大量の水素水を体に入れて 一回に数万円とかかるらしい

誰にでもは続けられない治療だな と正直思った

しかしそのうちに Sさんの衰弱はかなり進んできた

食欲もなくなり もっと細くなり なにより点滴中に水を吐き戻し続けられないほど

体力が落ちていた

見かねて言った

”水素もビタミンも良いのでしょうが、体が冷え切って 大量の水をさばききれなくなっていますよ”

ご本人ももう無理だと思われていたらしく そこで点滴を中止された

ここへ来ることもできなくなったSさんの家へ 私が出かけるようになった

その日 開け放した窓から心地よい風が入る部屋で 私はSさんの手当てをしていた

すやすやと寝ているSさんは まるで少女のようなあどけなさと透明感があった

呼吸もままならず苦しむ末期の方もいるのに 

なぜこの方は これほど穏やかなのだろうと 不思議だった

と、目を覚ましたSさんが 

”先生、ずっと治療してくれてはったんですね ありがとう”

”よく眠れるのはいいことですね” というと

”でも眠ると もう目が覚めないかも と思います”

その方がそんなことを口にするのは初めてだった  

”そう思うんですか・・・?”

”はい、今度はもうあかんな・・・と思います”

(そんなことありませんよ! 元気を出して 大丈夫!)  

私の立場ならそう言うべきだったかもしれない でも言えなかった  

残されたわずかな時間に もう虚しい会話はしたくない

”Sさん、私ね、 死ぬのはバスを乗り換えるようなもんだと思ってるんですよ”

”バス・・・ですか・・?”

”はい、自分の乗ったバスにたくさんの人が乗ってきて 下りてゆかれたでしょ

 なんで先に降りて逝ってしまうのかな と寂しかったりもしたけど

 
 道中 ガタ揺れして気分悪くなったり、きれいな風景見て一緒に歓声上げたりもして
 
 
 結構 楽しかったじゃないですか?
 
 
 自分が降りるときは 大好きな人達がまだ車中にいるのに降りなきゃならない
 
 ちょっと後ろ髪引かれるけど 降りてみると 
 
 バス停にいつか会った懐かしい顔がいっぱいあって 

 あれ? こんなところにおったん? て 大騒ぎ
 
 
 そんな風に私たちはバスに乗ったり降りたりして たくさんのひとと出会い 

 人生のいっときを 一緒に過ごし、 また別れ、 出会い、  

 結局 別れなどどこにもないほど 私たちは一緒に永遠に生かされているんだと

 気づいていくんだと思います  
 
 
 
 私も どこかのバスで またきっとSさんにお会いします”

 
 ”そう聞くと なんだか 怖くないですね~”
 
 
 
 ”うん、怖くないですね~”

帰り際 ”先生、また!”  そういってSさんは寝床から細い手を振った

それが Sさんにお会いした最後だった


あの時 この水素吸入機を手に入れることができてたら 

Sさんはあんなに苦労しなくても 水素を十分取り入れて 

楽にもう少し長生きできたかな・・ とも思う


いや、きっとSさんの バスを降りる時期が来ていたのだ

その前に 頑固な私に こんな方法もあるよと示してくださったのかもしれない

Sさん、ありがとう! 感謝します!

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by kami-therapy | 2014-04-16 12:44