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暑さにうなされているうちに 夢をみた、たぶん夢だと思う
藍色の空間の中に ぽっかり浮かんだカフェのカウンターに 私は座っていた カフェ自体が透明なガラスの球のようで どの席からも宇宙全体がパノラマで見渡せる 気づくと 赤いワインのような飲み物の入ったグラスを持つ私の手には肉球があり ガラスに映った顔は イーハトーブのグスコーブドリのような青紫色の猫だった ネコだったんだ・・・わたし・・・ 驚きもせず 肉球を見つめていると 後ろから客がはいってきた やはり 猫の姿で 立派なひげをたくわえ 丸い眼鏡をかけている ”よろしいですかな?” 空いている店内を見渡しもせず 客は私に聞いた ”はい、どうぞ” 客は ひとつおいて隣の席に座ると 飲み物を頼んだ ”どちらから?” 当たり前のように 話しかけてきた ”地球から” ”おお あそこの あの青い星ですな” と 窓の外に浮かぶ地球を指差した ”はい、 こうして外から見るのは久しぶりなので あんなに青く美しい星だったことを 忘れかけていました” ”まったく 珍しいほど美しい星ですからなあ” しばらく無言で 星を見つめた後 客はまた尋ねてきた ”地球での暮らしは いかがでしたかな?” ”私の長く居た3、4次元の狭間では いまだ進化しきれてはおりませんが だからこそ おもちゃ箱のように 何が飛び出すかわからない面白い世界でした” ”ほお~” ”地上には なぜかジグゾーパズルのように細かな見えない境目があって ひとはそのどこかのパーツに所属しているのです” 時にはパーツの境界線争いや 宝物争奪戦も起きます” ”おやおや” ”4年に一度は 所属パーツを代表して 競技大会も催します” ”それは 楽しそうですな” ”はい、肉体の可能性を進化させました 伝説になる!と言って 肉体の限界ボルトが外れたような人もいました それと遠いパーツの人たちとの交流もできるのはよいことでした けれど自分の所属パーツを強く意識し過ぎて 同じ星の住人であることを 時折 忘れることもありました” ”少し 目に近視がはいっているのですな 時には子供たちを ここに修学旅行にでも連れて来たらよいのです” ”ああ! それは ほんとうにいい考えですね!” ”ウオッフォ ホン あ~では 私もそろそろ土星へ会議のために戻らねばなりません お話しできて良かった では ごきげんよう” ”ごきげんよう・・・” しかし 立ち去ろうとする客を 私は呼び止めた ”もしもし、伝票お忘れですよ 老師!!” ”あらっ!? ばれておった?!” ”途中 伝票を肘で じりじりこちらへ押しやるころから もしかして?と 思ったのですよ!” ”お~ ここにおると知って 懐かしいので会いに来てやったのじゃ それくらい ありがたく 経費で落としておけ” ”落ちませんっ! し、どこまで地球のシステムに なじんでんですか!!” ”ウオッフォホ~イ さらばじゃ 今度は 銀河鉄道の旅で会おうの~” (結局 どこ行っても あの人との縁は切れないんだな・・・・) ![]()
by kami-therapy
| 2012-08-10 23:19
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